業務のタスクレベルでの活動を事実に基づき可視化!
タスクマイニングとは、様々な業務に従事するスタッフの個々のPC操作、
すなわち、「アプリ起動」「画面立ち上げ」「ファイルオープン」「コピー&ペースト」などの
詳細なPC操作ログデータを分析することにより、
タスクレベルでの課題・問題点(非効率な業務や、ボトルネック、繰り返し業務等)を発見する分析手法です。
業務改善は、業務プロセス可視化を通じてプロセス全体を俯瞰することから始まります
タスクマイニング活用のメリットは、大きく分けて2点あります。
・作業の問題点、分析点を客観的に収集できる
・RPAを効率よく導入できる箇所を探れる
個々のスタッフのPCで行う各種作業、すなわちタスクに関わる課題・問題点を実際の所要時間や処理件数などのファクトに基づいて指摘できることです。
従来のヒアリングによる業務分析では、作業者本人の主観的、感覚的な情報しか得ることができず、分析結果の正確性、信頼性は必ずしも高いものではありませんでした。また、ストップウオッチを持った調査員による現場での計測作業は、手間とコストがかかるだけでなく、計測対象の作業者の業務自体に悪影響を与える可能性がありました。
一方、タスクマイニングの場合、各PCにインストールされたセンサー(エージェント)を通じて、自動的に収集されたPC操作ログを分析対象とすることから、ありのままのファクト(事実)に基づく作業の流れを再現できます。したがって、分析結果は極めて正確で信頼性の高いものとなります。しかも、現場の担当者に負担をかけることがありません。
冗長であったり、不必要なプロセスを排除することで業務プロセス自体が最適化されることに加えて、スタッフのアイドルタイムが削減されるため、業務効率が向上し、残業時間の短縮にもつながります。
業務効率の向上や残業時間の短縮は、当然ながら業務コストの削減をも意味し、結果として利益率の改善をもたらします。
業務プロセスの最適化によって、より少ないスタッフでより多くの業務がこなせるようになれば、慢性的な人手不足の解消にも寄与します。
現在、様々な企業でRPAの導入が進んでおり、すでに本格普及期に入ったと言える状況ですが、本格普及期ならではの悩みを抱える企業が増えています。
とりあえず導入しやすいタスクからRPA化を行って自動化の効果は検証できたが、
そもそも、それはRPA化すべき業務だったのだろうかわからない、
またRPAの本格展開に当たっては優先順位をつけて取り組んでいきたいが、RPA化すべき業務はどこなのか、
どの業務が最優先でRPA化に取り組むべきかがわからない、
といった悩みです。
これは、企業の業務改革担当者の皆さまは、まず企業全体の視点で業務の棚卸を行い、業務プロセスそのものを見直し、その上でRPA化候補の業務を洗い出して優先順位をつけつつ、RPA化に取り組むことが本来のあるべき手順だということに、気付き始めているということです。 そして、RPA化候補の業務を洗い出すためには、「タスク自動化」の前にまず「タスク可視化」を行う必要があります。このニーズに対するソリューションが「タスクマイニング」です。
貴社スタッフが使用している各PCに「センサー(クライアントPCに常駐するエージェントソフトウェア)」をインストールすることで各PCで利用されたアプリケーション、各種ファイル、ブラウザーの閲覧等、詳細な操作内容を逐次サーバに送信、蓄積します。 サーバに蓄積された、全てのスタッフの業務プロセスに関わる詳細データについて、外部データとも組み合わせて多様な分析を行い、ムダな業務の洗い出し、ボトルネックの発見、RPAによる自動化の対象となる業務プロセスを特定します。
膨大な業務プロセスに関わるイベントデータから、問題点を発見しやすい様々なレポートを作成することができます。
(例)
パブリッククラウドやプライベートクラウドでも活用できます。
もちろんオンプレミス版も対応可能です。