-- 今後の展開についてお聞かせください。
ノーコード開発プラットフォームAppSQUAREにApromoreを組込んでフローの定義をインポートし、システムの初期構築期間を大幅に短縮したいです。これまでもマクロを用いたドキュメント自動生成の基礎作成など、効率化の取り組みを企画してきました。こうした取組みをさらに加速させたいです。
現在はApromoreとAppSQUARE間の連携機能やテンプレート開発を検討しています。今後はApromoreで分析した業務フローのモデルを活かして早急に実践(トライアル)する機能の研究を進める予定です。
お客様にヒアリングすると、データから設計書を起こして欲しいという要望はかなり多いのです。自動化や最適な業務プロセスを設計する以前に、業務の現状分析や手順の資料化が求められています。多くの企業で業務が属人化し、同じ部署内でも作業方法がバラバラであるため、引き継ぎがスムーズに行われていないのが現状です。そうしたお客様にとって、最適な業務プロセスDX推進ソリューションを提案していきたいですね。
私たちはコンサルタント業を主軸にしているわけではありませんが、お客様のもとに常駐し、システムの運用・管理を支援しています。ですから、お客様の業務プロセスやITシステム、企業文化や人員構成を含め、お客様の様々な課題を理解していると自負しています。プロセス改善の提案から実装までを一貫してサポートする体制を整え、私たちにしかできない提案やデータ分析などを活用し、業務プロセス改善とDXの成功をご支援します。ぜひ、お困りの業務プロセスについてご相談ください。
※AppSQUAREは日立ソリューションズ東日本の登録商標です。
情報システム基盤の立案からデジタルトランスフォーメーション(DX)推進をはじめ、顧客企業のシステム構築と運用管理までを一気通貫で支援する株式会社日立ソリューションズ東日本(以下、日立ソリューションズ東日本)。国内に複数の拠点を擁し、約800名(2023年4月1日時点)のITプロフェッショナルエンジニアが、高い技術力で顧客企業の課題解決を支援しています。
同社は中期経営計画で、「持続的成長と人財を惹きつける組織をめざす」という方針を打ち出しました。単にニーズに応じたパッケージソリューションを提供するだけでなく、日立ソリューションズ東日本が持つ技術力や製品、サービスを活用して新たな価値を創造していくビジネスモデルを指します。
その一環として2023年度は、顧客の業務プロセス改善とDXを推進するソリューションに、ハートコアが提供する「Apromore」を導入したメニュー開発を行っています。顧客のシステム導入フェーズで「Apromore」で分析した現行業務フローの課題をつまびらかにし、日立ソリューションズ東日本が提供するノーコードプラットフォーム「AppSQUARE」とRPA製品を組合せ、包括的なソリューションとして提案するのです。
では、なぜ日立ソリューションズ東日本はプロセスマイニングツールに「Apromore」を選択したのでしょうか。導入プロジェクトを牽引した齋藤様と佐藤様に、お話を伺いました。