パートナー様インタビュー株式会社キノトロープ 様

生田 様：まず社内の体制として、Web制作の過程では制作人員やシステム人員など、多くの役割を持った人員が必要な中で、ワンチーム・ワンストップとして、全てのサービスを自社で一貫して提供できる体制はWeb制作業界の中でも非常に稀だと思います。制作の上流から最後のアウトプットまで1社で完結できるため、お客様にとってはスムーズなコミュニケーションが取りやすいと評価されています。

1995年くらいからCMSに取り組んでいるので、次々に出てくる数多くのCMSツールを利用してきています。商用のCMSはそれなりに価格が高い中で、実際に複数のCMSを利用したことのある制作会社はあまりないのではないでしょうか。利用したことがなければ比較するのも難しいと思います。消えてしまったCMSも含めて、実際の現場で利用したことがあるということは、お客様にとっても非常に重要なノウハウだと考えています。そのため、どのニーズにはどのCMSが合うというのがよくわかっていますので、何を提案したらいいか的確に判断できるのも強みですね。「HeartCore CMS」はもちろん、各ベンダーさんともお付き合いがあるので、お客様のニーズに沿って最適なものを提供することができます。

また、ワンチームということと歴史があることで、公開後も保守でお付き合いをしている企業様がとても多いのも特徴です。長いところだと10年、20年とお付き合いがあるため、リニューアルをも繰り返しています。お客様ごとの事情を汲んだ提案ができ、話が早いのも評価いただけていますね。

このような背景があり、全般的にはCMSを使った大規模サイトを支援するケースが多いです。プランの多いホテルチェーンや、BtoBであれば大規模なデータ量（商品量）を扱う「CMSを活かせるサイト」は、わかりやすい例ではないでしょうか。

代表取締役社長　生田 昌弘 様

濱田 様：RFPを基にどのように提案するかという観点では、主に3点あります。
1つ目は、CMSに対して信用性を求められるケースです。
「HeartCore CMS」は国内売上シェアNo.1ですし、商用CMSでセキュリティも担保されているため、この点は圧倒的で、ポイントが高いですね。

2つ目は、要望が多く、CMSのカスタマイズや、高度な技術が必要とされるケースです。
大規模案件になるほど要望が強くなる傾向があります。「HeartCore CMS」であればあらかじめ準備されている機能が多いですし、要望に対応しうるだけの独自カスタマイズも可能です。加えて、1to1マーケティングなど、Webサイトへ訪れるお客様へのサービスレベルを向上させる施策が必要となった場合、動的CMSである「HeartCore CMS」がカチッとハマりますね。さらに、基幹システムや外部システム等の、Webサイトとは別のシステムと連携が必要な場合も、堅牢性が守られた状態で連携できるので、提案の幅も広がりますし、お勧めしています。

3つ目は、大企業になるほど各事業部や部署からの要望が強くなるので、全体最適を行いつつも個別最適が必要となるケースです。
特に日本企業では多いですね。海外製のCMSは良くも悪くもテンプレートの一元管理をしないとうまく機能しないので、個別対応が難しくなります。ここは日本のクライアント事情や状況に対応するのに現場の担当者が苦労する部分です。「HeartCore CMS」は全体最適を行いつつも、各部署の要望を叶えた個別最適もできるので、実際の運用に耐えられるシステムとして「現実感」を持って対応することが可能です。 また、ハートコアが日本の企業というのも大きいです。何かあった際に、国内で直接話せるのも安心ですね。技術的なサポートの対応も早く、制作時にも運用時にも親身になって対応してくれます。

執行役員兼プロジェクトマネージャー　濱田 優 様

生田 様：コンテンツマーケティングがキーワードですね。コンテンツをいかに有効活用していくか、コンテンツがどうあるべきかを突き詰めていきます。本来のCMS、“Contents Management System”という意味合い通りに使えるようにしていくことが必要だと考えています。

今後、Webブラウザを閲覧するという行為は時代遅れになっていきます。そのトレンドをうまく読んで、うまく移行していけるかが勝負だと考えています。

実は、キノトロープではeスポーツのチームを持っています。一見、Web制作と関連がなさそうに感じますが、Z世代に対するコンテンツマーケティングの一環なのです。Webを見ない世代に対してどうリーチをかけていくか、クライアントに先駆けて挑戦をしています。タッチポイントが増え、世代ごとにマッチしたコンテンツが必要となっていきますので、コンテンツマーケティングでリーチをかけていきます。