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MySQL 5.5

MySQL5.5の機能

標準のストレージエンジンの変更

MyISAMを、InnoDBに変更

InnoDBは、ACID準拠で効率のよいトランザクション機能を提供しています。障害発生時のリカバリ機能や参照整合性の機能を持ち、トランザクションアプリケーションに対応できます。ストレージエンジンのデフォルトは変更しましたが、MyISAMや他のタイプを使用することはできます。この変更にともない、パフォーマンスがアップしました。図1は、Linux でのSysBench ベンチマークを行った結果です。5.1と比べ接続ユーザー数が増えても、1秒当たりのトランザクション数が落ちないようになっています。数値でみると、5.1よりも200%アップしています。

図1

図2のWindowsにおけるSysBenchベンチマークにおいても、MySQL 5.5のパフォーマンスとスケーラビリティが5.1 と比べて540%向上しています。

図2

準同期レプリケーション機能の追加

レプリケーションとして用意したマスターとスレーブにおけるデータの整合性を管理するものです。データ更新時にスレーブのログが更新されていることを確認してから、マスターがトランザクションをコミットするという仕組みになっています。この機能で、データ整合性が確保できるようになりました。

レプリケーションハートビートの追加

ハートビート とは、マスターからスレーブに定期的に送信されるメッセージです。スレーブ側で、メッセージチェックによりマスターとの接続を自動で行うことができます。チェック結果、メッセージが受信できていない場合には、接続に障害が発生していることになり、②の機能が正常に動作しないことが分かります。これは、2の機能を保障するための機能となります。

PERFORMANCE_SCHEMA機能追加

サーバーのイベント・時間・リソースの費やされているサーバー処理を監視することができます。従来のMySQL データベース・メタデータの記録と分析するINFORMATION_SCHEMAとは違います。この機能で収集されたデータ・イベントは、新しいperformance_schema データベース内のテーブルに格納されます。このデータの確認は、SELECT 文を使用します。サーバーの実行時パフォーマンスを監視し、運用の分析や改善に役立てることができます。

管理性の向上

内部のInnoDB制御が強化され、特定のユースケースやアプリケーション負荷に対する最適化ができます。最適化に為の機能として、索引作成の高速化、データ圧縮の効率化、ラージ・オブジェクトと可変長列に対する効率的なストレージ・オプション、新しいINFORMATION_SCHEMA テーブルの追加が挙げられます。

SQLやパーティションオプションの追加

以前のバージョンで導入されたストアド・オブジェクトやテーブルおよび索引のパーティション化機能が向上しました。具体的な内容として、
新しいSQL構文:SIGNAL/RESIGNALの登場、非整数列と日付に対するパーティション化の実現、複数列を使用したパーティション化の実現が挙げられます。
これにより、開発の効率がアップします。

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