--ハートコアがお届けするお役立ち情報サイト--最先端テクノロジーをいち早く採用して、クライアントのニーズに応える

CMS/CXM
2023.4.26

サイトリニューアルに必要な要件定義とは

サイトリニューアルでは、ただデザインを変えるのではなく、目的やターゲットユーザーを明確にして分析によって導かれた課題への対処が重要になります。ここでは、サイトリニューアルの手順や分析の手法についてご紹介します。

サイトリニューアルに必要な要件定義とは

サイトリニューアルの手順

サイトリニューアルの手順

サイトリニューアルでは、デザインや構成などを見直して新しくより良いものへと変化させていきますが、効率的に進め成果を高めるにはきちんとした手順を踏んでいく必要があります。どのように進めていくのか、見てみましょう。

分析と課題の整理

まずは、サイトリニューアルをする目的を明確にします。そのためには、現サイトの分析、競合の分析、関係者のヒアリングなどを行って課題を整理していきます。既に、CVRが低いなどの課題が明らかになっているかもしれませんが、具体的になぜそのような問題が生じているのかまでを分析していきます。顧客目線での課題の把握には、アンケートの実施も効果的です。

課題が明確になったら、カテゴリに分けて整理し、優先順位をつけます。そして、優先順位の高い順からスケジュールを組んで対処していきましょう。

課題の共有と打ち合わせ

サイトリニューアルは、システム会社などと一緒になって行うケースが多いです。そのため、課題は関係者で共有し、目的を知ってもらうために打ち合わせを行います。意図が伝わると、改善に向けた取り組みや便利な機能の提案をしてもらいやすくなり効率的です。打ち合わせの中で、自社では気づかなかった課題が明らかになることもあるでしょう。

双方が十分にコミュニケーションをとるようにすると、サイトリニューアルの方向性も定まりやすくなります。ここで認識が間違うと、方向性がブレてしまう可能性もあります。

もし、サイトリニューアルの方向性が定まりにくい場合は、カスタマージャーニーマップの作成を行うのも1つの方法です。そして、「誰に」「何を」「どうしてもらいたいのか」に当てはめて考えると、進展しやすくなります。

合意形成をする

サイトリニューアルのゴールと方向性は、関わるメンバー全員が共通の認識を持つ必要があります。自社の関係部署や経営層にも周知できるように、プレゼンテーション等を通して理解を深めてもらいます。合意形成しておくことで、制作に入ってからの再検討のリスクを減らすことができます。

要件定義書の作成

サイトリニューアルに関する内容は、要件定義書にまとめておきます。目的、ターゲット、構成、コンセプト、課題などをあげ、予定している機能やシステムなどを文書化しておくことで、誰もが同じ認識を保ちやすくなります。

サイトリニューアルに必要な分析

CVRが低い要因

サイトリニューアルでは、分析をして仮説を立て課題を検討することが肝心です。どのような分析が効果的なのかご紹介します。

ターゲットユーザーの分析

ターゲットユーザーとは、自社のWebサイトやアプリなどを利用する可能性が見込まれる、中心となるユーザー層のことを指します。例えば、年齢層や性別、職業、年収、居住地、家族構成などを踏まえて、どのような人に利用されやすいのか、利用してもらいたいのかを決めたものが、ターゲットユーザーです。

ターゲットユーザーが明確になると、より的確なニーズが把握しやすくなり、特性に基づいた戦略も立てやすくなります。自社で想定したターゲットユーザーが、実際のユーザーと合致しているかどうかも含めて、改めて確認しておきましょう。

データ分析コンペ

あらかじめ決められた課題に対して、機械学習や統計学、情報処理などの知見から分析を行うものを指します。社内で行うデータ分析コンペでは、データをうまく活用できていない課題に対して解決方法を競いながら最適解を導きます。データ分析に直接携わらない社員から予想外のアイデアが提出されるケースもあり、人材発掘にも役立てられることもあります。

既存サイトのSWOT分析

SWOT分析とは、自社の内部環境と外部環境を4つの要素から分析し、マーケティング戦略に役立てるフレームワークのことを指します。4つの要因とは、「Strength(強み)」、「Weakness(弱み)」、「Opportunity(機会)」、「Threat(脅威)」です。

この4つの要因から自社の現状や競合の動向、市場の将来性などを正しく理解し、分析することで既存のサイトの改善点を見つけます。この手法では、サイトリニューアルにおいて何から始めれば良いのか分からない場合も課題が見つけやすく、見落としがちなポイントも整理しやすくなります。

なお、SWOT分析はサイトリニューアルを始めていく段階はもちろん、戦略が決まった後の振り返りにも活用されることがあります。

掲載コンテンツの取捨

CVRが低い要因

既存のサイトの問題点を1つずつ解決するにあたり、掲載コンテンツの取捨を行い新たに設計していくこととなります。ターゲットユーザーを意識し、どのようなきっかけでWebサイトに訪れているのか、そしてどのような流れでコンテンツを見ているのか整理しましょう。

Webサイトに訪れたユーザーが知りたい・見たいと思えるようなコンテンツが作り込まれているのか、魅力ある内容かどうかは重要です。サイトリニューアルにあたり、その理由やこれからの方針、会社の方針なども見てもらえるようにすると、ファンになってくれるユーザーも現れる可能性があります。

サイトリニューアル後は、その効果を測定するだけでなく、定期的に最新の情報が掲載されるように運用しなければなりません。最終更新が古い状態のままだと、不信感や不安につながる恐れがあるからです。新しいコンテンツを発信することで、定期的にサイトに訪れたくなるユーザーが生まれ、再訪率も高まるでしょう。

まとめ

サイトリニューアルは、明確な目的を持ち客観的に課題が判断できるような分析を行うなど、正しい手順に沿って行うことが大事です。せっかくのサイトリニューアルが無駄にならないためにも、戦略を練りながら行いましょう。システム会社など、外部の会社に依頼して進める場合は、相互の意図がきちんと伝わるようコミュニケーションを十分にとることもポイントです。

ウェブサイトリニューアル成功させたい方、必見!ebookはいかがですか?

ウェブサイトリニューアル成功の鍵 デジタルマーケティング視点を取り入れたウェブサイトリニューアルのWhy,What,How ウェブサイトリニューアルのポイント どこ、何を新しくするか?リニューアルのWhat

一部ご紹介/続きはダウンロードしてご確認ください

ウェブサイトリニューアル成功の鍵

デザイン、ユーザビリティ、エクスペリエンス、テクノロジー、デジタルマーケティング……ウェブサイトに求められる要素は多岐にわたります。 また、ウェブサイトも一つの「接客の場」であるという観点から、リアルな店頭での接客同様に「おもてなし」の必要性が叫ばれるようにもなっています。

ウェブサイトをリニューアルしようとするとき、多くの疑問や不安が浮かぶことでしょう。

  • どんなことに目を向けるべきなのか?
  • どんなタイミングで行えばよいのか?

このeBOOKでは、そんな際に知っておきたい「ウェブサイトリニューアルの重要ポイント」についてまとめました。

※フォームをご入力下さい。ダウンロードURLが表示されます。

サキドリカテゴリ