【ゼロから始めるSEO対策】SEOで成果を出す9のポイント!
SEO対策とは、いわばGoogle 対策。Google の検索アルゴリズムを理解して、「キーワード選定」「サイト設計」などを行なっていきます。ただ、Google は200以上の要素をもとにサイトの評価を行なっているということもあり、ここではSEO対策において重要なポイントを厳選してご紹介します。
もくじ
SEO対策(検索エンジン最適化)とは?
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、日本語で検索エンジン最適化という意味です。検索上位に表示させることで、流入数を増やしサイトのPVを増やすことができます。
SEO対策とはGoogle を理解すること
SEO対策には様々な手法が有料、無料問わず公開されています。しかし、手法は時代によって廃れていくものです。そんな移り変わりの激しい手法を一個一個覚える前に、まずはSEO対策の本質であるGoogle という会社を理解することから始めましょう。
Google も営利企業である
Google というと会社名と検索サービス名の2つの意味で使われていますが、ここではGoogle という会社に焦点を当てます。なぜなら、Google の企業理念がそのまま検索サービスに反映されているからです。
みなさんが日々利用している検索サービスは無料ですが、Google がどのように売上と利益をあげているかご存知でしょうか?
答えは広告です。
Google の検索結果を見てもらえればわかりますが、検索の上位1〜3番目は広告が入っています。他にも、検索結果の1番下にも広告が入っているはずです。このように検索結果に広告を表示させる方法をリスティング広告と言います。
Google は他にも、ディスプレイ広告やYouTubeの動画広告などからも収益を得ています。このように、Google は広告収入を得ることで営利活動ができているのです。
Google はユーザーの利便性を最も重要視している
広告を多くの企業に出稿してもらうためには、多くのユーザーにGoogle のサービスを利用してもらっている必要があります。そのため、Google は企業の理念として、ユーザーの利便性を高めることを重要視しています。
利便性とは、「便利であること」という意味でもあり、これがSEO対策でのちのち重要になります。
検索ユーザーは、調べたいことがあるためわざわざ検索をしています。「SEO対策」について検索をしている人も、検索したいのではなく、「SEOの対策方法」を知りたいだけなのです。もっと言えば、売上アップなどの結果がでれば、手段は選ばないと思っているかもしれません。
このユーザーファーストの視点は非常に大切でありながらも、多くのサイトが見落としているポイントでもあります。そして、Google はユーザーの悩みを解決するサイトを上位に表示するように常にアルゴリズムをアップデートしています。
つまり、ユーザーの悩みを一発で解決するサイトこそ、Google と検索ユーザーが求めているものというわけです。SEO対策は、このユーザーの利便性を高めるサイトを構築することが何よりも求められます。
SEO対策のポイント
ここからは、SEO対策において重要なポイントをご紹介していきます。これからSEO対策を始めるという人は、まずはこれらのポイントを重視するといいでしょう。
ブラックハット&ホワイトハット
Google は被リンクの数でサイトを評価していると言われています。被リンクとは、自社サイトのURLが他のサイトにどれだけ貼られているかということ。他のサイトで引用されているということは、それだけ情報量が豊富であり、必要とされているサイトだというようにGoogle は判断します。
そこで一時期流行したSEO対策が、リンクを買うというもの。お金を払うことで、自社のURLを他のサイトに貼ってもらえるというサービスです。これをブラックハットSEOと言います。ロボットが書いたような、意味の通っていない日本語のサイトでさえ、リンクを貼れば上位表示できたのです。
この手法は、Google を騙すようなSEO対策であり、Google もこれを問題視していました。そこで、Google はアルゴリズムのアップデートを行い、ブラックハットSEOを行なっているサイトを潰しにかかったのです。実際このペンギンアップデートと言われるアップデートで、リンクが意図的に貼られたものだと認定され、Google の検索結果に表示されなくなったサイトは山のようにあります。現在ではペンギンアップデートは標準アルゴリズムに組み込まれています。
このブラックハットSEOと対比的な手法がホワイトハットSEOです。Google がブラックハットSEOを取り締まるようになったので、高品質のコンテンツを作りGoogle に正当に評価してもらおうというのが発端です。高品質のコンテンツがどんなものかは、メディア運営者によって考えが異なりますが、一般的にリンクを買うという手段ではなく、いいコンテンツを取り揃え、上位表示を実現しているサイトも数多くあります。
網羅性の高い記事を書く
SEO対策をするなら、網羅性の高い記事を書きましょう。ここで思い出してもらいたいのが、Google はユーザーの利便性を高めることを重要視しているということ。それはつまり、1発で悩みを解決するサイトであることでしたね。
ユーザーに何度も何度も検索させないためには、1つの記事でユーザーの悩みを解決する必要があります。そのためには、必然的に網羅的なコンテンツが評価されるのです。
これは非常に重要なので、網羅性についてもう少し詳しく掘り下げたいと思います。網羅性とはなんなのか?多くのマーケッターはここで躓きます。
網羅性とは、言葉の通り1つの悩みに対して必要な情報をまとめて提供するというもの。例えば、「抜け毛」というキーワードで検索している人がいたとします。このユーザーは、何がしたいのでしょうか?「抜け毛の予防」「抜け毛の理由」「抜け毛の対策」など、様々な意図があるはずです。
このような様々な意図に対して、答えを用意しておくのが網羅的なコンテンツです。すぐに網羅的なコンテンツを作る方法としては、上位表示させたいキーワードで今、どんなサイトが表示されているか調べてください。上位10記事を分析して、その中で共通している情報やキーワードはサイトに入れましょう。
タイトルと見出し
SEO対策の基礎中の基礎ですが、上位表示させたいキーワードはタイトルと見出しに必ずいれてください。ユーザーにとってもGoogle にとってもこれは非常に大切なこと。タイトルにキーワードが入っていなければ、ユーザーは本当に自分が見たい記事なのかわかりません。
ドメインパワー
SEO対策をこれから始める人は、ドメインについて理解しておく必要があります。ドメインとはURLのこと。新しくサイトを立ち上げる時に、ドメインを取得するのであれば、新規ドメインとよびます。
新規ドメインは、SEO対策にあまり向いていません。Google から評価されるまで3〜4ヶ月ほど時間を要します。さらに、更新頻度が多いサイトのドメインも評価される傾向があります。
このように、ドメインの信頼性がSEO対策に直結します。例えば、同じコンテンツを置いているサイトでも、2年間使ってきたドメインか新規ドメインなら、2年間使ってきたドメインのほうが早く上位表示されるでしょう。
この仕組みを利用したのが、中古ドメインの売買です。中古ドメインとは、一度使われたサイトが閉鎖されて、有効期限が切れたドメインのこと。この中古ドメインを専門に扱っているサイトがあり、SEO対策をしたい人は中古ドメインを購入することがあります。(ブラックハットSEOに多い)
ロングテールとビックワード
SEO対策ではキーワードの選定がとても大切です。一般的に、ビックワードとロングテールと言われる2つの考え方が有名。ビックワードとは、その名の通り検索ボリュームが大きいワードのこと。例えば、「マーケティング」など、キーワード1つのことが多いです。
一方、ロングテールは、検索ボリュームが少ない分、競合が少ないキーワードのこと。「マーケティング 方法 すぐ」など、3〜4つのキーワード構成されたものもあります。
どちらのワードも一長一短ですが、各社がSEO対策に力を入れているため、近年ビックワードでは上位をとりづらくなっています。そのため、まずはロングテールのキーワードを狙って、上位表示を目指すのも一案です。
内部リンク
外部サイトにリンクを貼ってもらう方法がブラックハットSEOとご紹介しましたが、内部リンクというSEO対策もあります。これは、書いた記事のURLを別記事中に貼り付けるというもの。「○○についてくわしくはこちらの記事へ」というように、別記事のリンクを貼ることで記事同士が関連していることがわかり、Google も高評価します。
なぜか?最近のGoogle は、専門性の高いサイトを評価する傾向があるからです。SEOのことだけに特化したサイトと、SEO以外にもグルメやニュースなどのことなったジャンルの記事を書いているサイトでは、SEOに特化しているサイトのほうが評価される傾向があります。これは、Google が専門性を評価している証拠。
サイト内の記事がどれだけ関連しているかGoogle は判断しなければいけませんが、内部リンクが最適化されていることも1つの指標となります。
シェアとブックマーク
SNSのシェア数について、直接的な影響はありません。しかし、拡散されることで参照リンクによる自然な被リンクの数が促進され、結果として間接的なSEO対策となり、上位表示が見込まれるようになります。そのため、コンテンツが拡散されるような導線や、そもそもの良質なコンテンツの作成が欠かせません。
表示速度
リンクを開くときに、ページが開く速度をGoogle は追求しています。Google の検索ページは、非常にシンプルです。無駄なコマンドをおかず、サイトの表示速度を極限まで高めています。これには理由があり、表示速度が1秒遅くなるたびに、ユーザーが離脱してしまうという結果が出ているためです。実際、サイトになかなか接続されなかったら、ページを開くのを諦めたことがあるのではないでしょうか。
モバイル対応
Google はモバイル対応していないサイトは上位表示させない方針を明確に表明しています。モバイル対応とは、スマホで見た時に最適化された設計になっているサイトのこと。レスポンシブは正にモバイル対応されたサイトのことです。レスポンシブとは、スクリーンの大きさによって文字やデザインが最適化される機能のこと。SEO対策をするうえで、スマートフォンやタブレットに対応したサイトにすることが、上位表示するための条件です。
まとめ
SEO対策はどの企業も近年力を入れてきているWebマーケティングの施策の1つです。しかし、Googleのアルゴリズムは刻々と変化しており、昨日まで通じた施策が今日通じないということがよく起こります。
何より、Google は、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供しているページを評価します。小手先の対策は通じません。そのため、正しいSEOを根気強く継続することが必要です。