ハートコア株式会社
HeartCore Roboドキュメント一覧
2023-01-04

「iOSミラー」での自動化

目次
1. はじめに
2. ロボットの構成
3. iOSデバイスの設定
4. 自動化

1. はじめに

HeartCore Roboでは、「iOSミラー」接続によってiOSアプリケーションを非ジェイルブレイク(非Root化)デバイスでテストすることができます。



機能
iOSプラグイン
LightningUSBケーブル
サポートOS
MS Windows
MacOS X
Linux/Unix
MacOS X 10.7以上


パフォーマンス
低い(2~3fps(Jpegエンコーディング)) 高い(.h264エンコーディング)
接続
Wifi接続または
ライトニングケーブル接続のトンネリング
ライトニングケーブル接続のみ

※ 選択された画面ミラータイプに関わりなくネットワークインターフェースの正しい起動を確実にするために、少なくとも接続開始段階ではHeartCore RoboとiOS機器が同じWiFiアクセスポイントに接続されている必要があることに注意してください。

iOSプラグインへのWiFi接続は、オプションでライトニングUSBケーブルを経由してトンネリングすることができます。これにより不安定なWiFiネットワークや低速なWiFiネットワーク接続によるトラブルを回避することができます。

iOSのデバイス要件:

ロボットスクリプトのマシン要件:



2. ロボットの構成

MS Windowsのセットアップ

MS WindowsからのiOSデバイス自動化は"iOSプラグイン"ミラー接続のみサポートされています。設定手順は必要ありません。

Mac OS Xの設定



MacOSのバージョンによって表示画面が大きく変更される可能性があることにご注意ください。



3. iOSデバイスの設定

1.デバイス構成

指定されたアイドル時間後にデバイスがスリープ状態にならないように、自動ロック機能をオフにすることをお勧めします。

2. iOSプラグインでの機器設定

テスト対象のアプリケーションプロジェクトにiOSプラグインを組み込む必要があります。


4. 自動化

ロボットプロジェクトとの接続

HeartCore Roboと同じWiFiネットワークに接続するか、ライトニングUSBケーブルでMacに接続する必要があります。

iOSのIPアドレスを見つける

ロボットを起動し、「iOSミラー」接続タイプを選択します。そして次のようにパラメータを選択します。

iOSミラーパラメータ
例1:ミラーアプリを使用してTCP/IP経由でRoboサーバ/プラグインに接続:
TPRテストスクリプト:    Connect apple://192.168.100.1:5909
Javaテストスクリプト:    connect("apple://192.168.100.1:5909");
例2:ミラーアプリを使用してUSB経由のRoboサーバ/プラグインに接続:
TPRテストスクリプト:     Connect apple://localhost:5909
Javaテストスクリプト:    connect("apple://localhost:5909");
例3:ミラーアプリを使用してVNCサーバーに接続:
TPRテストスクリプト:     Connect apple://192.168.100.1:5901
Javaテストスクリプト:    connect("apple://192.168.100.1:5901"
例4:Lightning USBケーブルを使用してTCP/IP経由のRoboサーバ/プラグインに接続する:
TPRテストスクリプト:     Connect apple://192.168.100.1:5909 device="My iPhone 5"
Javaテストスクリプト:    connect("apple://192.168.100.1:5909", null,false, "My iPhone 5");
例5:Lightning USBケーブルを使用してUSB経由のRoboサーバ/プラグインに接続する:
TPRテストスクリプト:     Connect apple://localhost:5909 device="My iPhone 5"
Javaテストスクリプト:    connect("apple://localhost:5909", null, false, "My iPhone 5");
例6:iOSプラグインを使用してTCP/IP経由のRoboサーバ/プラグインに接続(MS Windows/Linux/UnixやUSBでMacに接続されていない機器の自動化に適しています):
TPRテストスクリプト:     Connect apple://localhost:5909 device="plugin"
Javaテストスクリプト:    connect("apple://localhost:5909", null, false, "plugin");

ロボット作成(自動化)のヒント

  1. 必ず1契約ライセンス内に2ライセンス(2シート)以上をご契約いただきご用意ください(各接続ごとに1シート)。ライセンス(シート)数が不足すると、超過したスクリプトが空き接続を待ち、シートが空いたら逐次実行することになります。
  2. 並列テストを行うには、CLIモードで2つ以上の並列スクリプトを含むワークアイテムを実行します。あるいは、GUIモードで複数のRobotインスタンスを起動し、通常通りテストを開始します(1つのテストスクリプトに1つのインスタンス)。